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ブルーノタウトの椅子がノースライトの鍵を握る!建築物や家具・書籍を紹介

今回はドラマ『ノースライト』できっと皆さんが知りたくなる人物!「ブルーノタウト 」についてご紹介していきます。

横山秀夫さん原作の小説を、西島秀俊さん主演で12月12・19日(土)に放送が決定いたしました。

その小説の鍵を握るのが、「ブルーノタウトの椅子」で、今回ご紹介するタウトが設計をした椅子です。

ドラマでは、西島さんが演じる主人公が、タウトの椅子の謎を解くために、タウトゆかりの地を巡ります。

タウトについても、ドラマで触れていくので、ドラマの前に是非!タウトについて知っておいた方がドラマを楽しめますよ!

それでは「ブルーノタウトの椅子がノースライトの鍵を握る!建築物や家具・書籍を紹介」という事で早速紹介していきましょう!

【ノースライトのキーパーソン】ブルーノタウトとは?

ブルーノ・タウト(Bruno Taut)
1880年ケーニヒスブルク生まれ。建築家

1913年に「鉄の記念塔」、翌年に「ガラスの家」を発表し国際的評価を得る。24年以降、ベルリン住宅供給公社(GEHAG)の建築家として集合住宅の設計に携わる。30年にベルリン・シャルロッテンブルク工科大学の教授に就任するも、ナチスからの迫害を逃れるため33年に日本へ移住。高崎の少林山達磨寺洗心亭に住み日本文化に関する著作を発表する。36年トルコへ渡り、38年12月24日、イスタンブールの自宅で死去。

引用:ドイツニュースダイジェスト

世界的な建築家のブルーノ・タウトは、ナチスからの迫害を受けて妻と共に日本にきました。日本では3年半過ごします。そしてトルコ共和国へ行きます。

日本では戦時中だった事もあり、建築家としては作品を残すことは出来ませんでしたが、日本の木や竹を使った建築や家具製作に興味を持ち、家具などのデザインを行っていました。

日本滞在中に書籍2冊を残し、日本で学んだ建築物を世界に紹介します。特に、京都の桂離宮や白川郷の素晴らしさを書籍では紹介しています。




【ノースライトの鍵を握る】ブルーノタウトの椅子とは?

ブルーノタウトが1935年に試作した「緑の椅子」が、3Dスキャンとモデリングという最新の技術によって、見事に復刻されました。

1933年から3年半にわたり来日。柳宗悦やドイツ文学者の篠田英雄たちと交流を重ねるなかで、日本の伝統や独自の美意識を見出していったドイツ人建築家、ブルーノ・タウト。東北で工芸指導にあたった後に、滞在した少林山達磨寺(群馬県高崎市)でも、さまざまな家具の試作を行なっていたという。

そこでデザインされた家具の一つ《緑の椅子》は、スレンダーで華奢な立ち姿、反りながら上にすっと伸びる後ろ脚という特徴的なフォルム。魅力的なアイテムながら、当時の技術では製品化することが難しかったという。

80年以上の時を経て、少林山達磨寺に残されていたプロトタイプを元に、3Dスキャニング&モデリングの技術を駆使し、復刻に挑んだ。山形の家具メーカー、天童木工が技術協力を行い、同社が得意とする不等厚成形技術(厚みを変えながら高周波で合板を接着する技術)を応用している。

引用:カーサ・ブルータス

この華奢なデザインは作るのがとても難しいそうです。当時タウトが試作した時は、相当な技術が必要だったのですね。

山形の天道木工さんが製作の技術協力をされました。こんな歴史上すごい製作に携われるのはとても名誉ある事ですね。

製品は今後少林山達磨寺より販売予定だが、それに先駆けて、緑の椅子の復刻の過程をまとめた一冊『ブルーノ・タウトの緑の椅子 ─1脚の椅子の復刻、量産化のプロセス─』を発刊した。
引用:カーサ・ブルータス

椅子の復刻の過程をまとめた本が発売されています。

ブルーノタウトの建築物

1913年 鉄の記念塔

ブルーノタウト(鉄の塔・ガラスハウス).jpg

左側が鉄の記念塔です。

1914年 ガラス・パヴィリオン(グラスハウス)

上記の写真右側ですね。

ベルリンのモダニズム集合住宅群

2008年のユネスコ世界遺産に登録されました。

ファルケンベルク庭園集合住宅

シラー公園の集合住宅

ブリッツ集合住宅

馬蹄形集合住宅

カール・レギエン集合住宅

交通連盟ビル

ブルーノタウト(交通連盟ビル).jpg
ナチスから社会主義建築家として睨まれるようになり、途中から実弟のマックス・タウトが設計を担当。

日本・熱海の家(日向別邸)地下室のインテリアデザイン

ブルーノタウト(日向邸)内部Ⅱ.jpg
日本に残る、唯一のブルーノタウトのインテリアデザインだそうです!知らない人にはピンときませんが(笑)建築のことやタウトの事を知っている人は痺れるくらい感動するそうですよ!

アンカラ大学人文・地理学部の校舎

亡くなるまで住んでいた自邸「ジャパンハウス」

ブルーノタウト(ジャパンハウス)Ⅱ.jpg
これを最後に1938年に長年患っていた気管支炎喘息の為58歳でなくなる。

ブルーノタウトの家具

 和紙をはった電気スタンド

日本独自の素材である、竹をこよなく愛したタウト。竹を使ったデザインを数多く残しています。

2年間滞在していた高崎に昔から伝わる草履や笠を作る際に使われた竹皮編とドイツのバストという籠編みの技術とを組み合わせた新たな技法により、盛籠やパン籠などの作品を生み出しました。

中でも、竹を傘の骨組みにして和紙をはった電気スタンドは人気商品のひとつとなりました。




ブルーノタウトを紹介した本

 


【ノースライトの原作者】横山秀夫さん作品

ノースライトを書かれた横山秀夫さんの他の小説をご紹介いたします。ノースライトにご興味がある方は他の作品もおすすめですよ!





横山秀夫さんは警察小説の第一人者です。これまでの小説もドラマ化され、とても素晴らしいドラマです。

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まとめ

それでは、今回は横山秀夫さん原作のドラマ「ノースライト」に出てくる、ブルーノタウトについてご紹介してきました。

ドラマではとても重要なキーパーソンですし、ブルーノタウトの椅子の謎を解くために西島秀俊さんがダウトのゆかりの地を巡ります。

この「ブルーノタウトとは何者なのか?」を事前に頭に入れて、ドラマをもっと楽しく理解できると良いですね。

それでは最後までお読み頂きありがとうございました!

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